2020年5月16日土曜日

新型コロナとオオルリシジミ

オオルリシジミ♂ 今年は1週間以上も発生が早い
2020  May 15  国営アルプスあづみの公園保護区
Shijimiaeoides divinus barine (Leech) in Alps Azumino National
Goverment Park 


羽化したてのきれいなオス
保護区

新型コロナウイルスの影響で,人の移動が制限されイベントなどの中止が続いています.きずなも「トヨタ環境活動助成プログラム」を受けて今年も5月24日にオオルリシジミの観察会と卵の調査会を実施する予定でしたが,残念ながら中止.
国営アルプスあづみの公園も4月1日から臨時休園です.昨日オオルリシジミ保護対策会議など関係者が,今後のイベントと保護活動の打合せと里山文化ゾーンにある保護区のモニタリング調査を行いました.今年はオオルリシジミの発生が平年より1週間以上も早く8個体ほどが舞っていました.

クララのシュート
今年は例年より早く伸びてきました
保護区から公園の里山文化ゾーンを望む















例年ならカメラマンでにぎわう田園文化ゾーンのオオルリシジミ放飼エリアでも,5月12日に成虫の初見だったそうです.


下記のURLで写真が公開されています.
http://www.azumino-koen.jp/horigane_hotaka/index.php


あづみの公園のHPで公開されているオオルリシジミの写真
カメラマンや入場者が誰もいないので,つまらなさそうな顔をしている

観察イベントは中止になりましたが,毎年続けているモニタリング調査と6月末の分布拡大プロジェクトの保全活動(クララ2020株)は実施していく予定です.